公益財団法人 日本生命済生会 日生病院

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消化器・一般外科

大阪大学医学部消化器外科学講座の関連施設として、4名の常勤外科医と1名の非常勤外科医によって、消化器外科疾患ならびに、一般外科疾患の診療を行っています。
悪性疾患では、胃癌、大腸癌、肝癌、胆道癌、膵癌などを、良性疾患では、胆石症、胆嚢ポリープ、総胆管結石症、鼠径・大腿ヘルニア、虫垂炎・イレウス・急性胆嚢炎などの急性腹症、ならびに痔核などを主な診療対象疾患としています。
進行再発癌に対する化学療法、放射線療法、緩和ケアなど、癌に対する継続的な治療をトータルに、積極的に行っています。化学療法は、がん看護専門看護師と協力し、また、緩和ケアは緩和ケアチームに介入を依頼して、主治医一人の考えだけではなく、多職種の意見を聞いて、総合的なチーム医療を行うことによって、人間的な緩和ケアが届けられるように努めています。
短腸症候群の患者さんに対する在宅静脈栄養法(HPN)も行っており、できる限り、患者さんが自宅で生活できるようにという方針を採用しています。
検査としては、上部ならびに下部内視鏡検査、胃幽門狭窄や大腸癌狭窄に対する内視鏡的ステント留置を行っています。
当科では、質の高い医療を患者さんに提供するために、最新の臨床研究にも積極的に参加協力しています。具体的には、大阪大学消化器外科共同研究会、大阪消化管がん化学療法研究会(OGSG)、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)などの多施設共同の臨床研究に参加しています。

早期胃癌では、2013年4月から、切除から吻合までのすべての操作を腹腔内で行う、完全鏡視下手術を導入しており、創部は、お臍のところの3cmが最大で、そのほかに5㎜から10㎜の小孔が4か所あるだけになります。
大腸癌では、早期だけでなく、進行癌においても、腹腔鏡補助下手術を行っており、小さい創で十分な根治性を担保した手術を実施しています。
他に、腹腔鏡手術は、胆嚢摘出術、虫垂切除術においても原則として適応としています。
最近では、保険適応となった、悪性消化管狭窄に対する、胃十二指腸ステントや大腸ステント留置術を積極的に行っています。これによってQOLの向上ばかりでなく、化学療法の適応拡大や、手術術式の低侵襲化にも貢献しています。

~主な入院患者の疾患~
胆石症、結腸の悪性新生物、急性虫垂炎、胃の悪性新生物、鼡径ヘルニア、結腸・直腸・肛門および肛門管の良性新生物

現代の医療は医師だけで済まされることは少なくなってきました。たとえば、胃癌で手術を受けたとします。手術によって胃が小さくなったり、病気の部位によっては、胃がなくなったりすると、術後の食事のとり方が大変になってきます。このような状況を少しでも改善するためには、食餌の内容、つまり、どういう食べ物は消化が悪いから控えた方がいいということを知っておくことが重要です。こういうことは医師や看護師だけでなく、特別な勉強をして、資格を持った、管理栄養士さんに指導していただくのも有用です。当院には、3名の管理栄養士さんがいますので、退院前にご家族の方と一緒に説明をお聞きになっていただけます。
また、消化器外科の手術後には、傷が化膿したり、肺炎になったりすることがあります。そのような時は、どの抗菌剤で治療するのがベストであるかを決めなければなりません。無効な抗菌剤を投与されると、傷の治癒が遅れるばかりか、有害な別の細菌の増殖を招くことにもなりかねません。外科医が一人で考えるのではなく、感染対策チームの意見を聞いて治療することが重要になります。
当院には、感染症看護専門の資格を持った、大阪で2人しかいない(2014年1月時点で、日本全体でも30名しかいません)看護師さんが常勤しています。術後、傷が化膿したり、感染症になったりしたとき、よりレベルの高い治療が提供できると考えています。
その他、外科ばかりでなく、婦人科や泌尿器科などで、開腹手術を受けられた方で、腹痛や嘔吐を自覚された場合は、術後腸閉塞の可能性があります。かかりつけ医を受診されるか、当科にご相談下さい。

次のような疾患が疑われる場合は、当科にご紹介していただければ、迅速に対応させていただきます。