公益財団法人 日本生命済生会 日生病院

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女性骨盤底センター

女性の骨盤内には、骨盤内臓器である膀胱・尿道・子宮・膣・直腸・肛門などがあります。それを下から支えているのが骨盤底です。 骨盤底は筋肉や筋膜でできており、出産や加齢により傷ついたり緩んだりします。そのため骨盤内臓器の重みを支えきれなくなり、体外にはみ出てしまうことがあります。 それを骨盤内臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤など)と言います。
女性の身体は、妊娠・分娩、閉経後のホルモン低下、子宮や卵巣の手術がきっかけとなり、排せつ障害や骨盤臓器の下垂をきたすことがあります。また、便秘による排便時のいきみや度重なる咳やくしゃみ、足腰の衰えや腰椎変性疾患なども骨盤内臓器脱の発症・進行に関与します。 現在、40歳を超えると女性ホルモンが減少し始め、出産経験がある女性の25%の方が罹患されています。また、15歳以上の46%の方が起因する下部症状を経験しています。
骨盤内臓器脱は直接的死因にはなりませんが、排尿困難、特に頻尿、残尿感、股間の脱出感など家族や仲間うちでも話題にしづらく、 外出を避け、人付き合いやレジャーにも消極的になり、著しくQOL(生活の質)を低下させます。
そういった諸症状に悩んでいる女性のために『女性骨盤底センター』を設立し、産婦人科、泌尿器科、消化器・ 一般外科の3つの科が連携、女性の骨盤内臓器・ 筋群の機能低下に伴う疾患の治療を行います。
さらに、理学療法士(リハビリ)、栄養管理士(体重管理)、看護師など多くのスタッフとも協力して、治療のバックアップを行っています。

女性骨盤底センター長 舩渡 孝郎

女性骨盤底センターでは、主に骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤)や腹圧性尿失禁(尿失禁・頻尿)などを産婦人科、泌尿器科、消化器・一般外、理学管理栄養士、管理栄養士、そして専門の看護師が一丸となって取り組みます。

このような症状の時に受診してください

治療内容

外科的治療

保存的治療

当院では最新の手術である「LSC手術」をはじめ「TVM手術」「TOT手術」「TVT手術」等を実施しています。

  • LSC(腹腔鏡下仙骨膣固定術)手術 

    LSC手術は、骨盤臓器脱によって下垂した膣を、メッシュを用いて仙骨へ固定する方法です。TVMが柔くなった筋膜の代わりにメッシュで組織を下から支える手術であるのに対して、LSCは上から引き上げる手術です。現在のところ保険診療ではなく先進医療で行っております。当院は平成25年5月に全国で2番目にLSCの先進医療を取得いたしました。

  • LSC(腹腔鏡下仙骨膣固定術)の方法

    臍部(へそ)と下腹部の5~15mmの傷で手術を行います。まずは腹腔鏡下に子宮体部を摘出します。残った子宮頚部と膣を、短冊状メッシュを用いて仙骨へ縫合固定します。

  • LSC(腹腔鏡下仙骨膣固定術)の適応

    TVMと比較すると、手術時間は3~4時間でTVMよりも時間がかかりますが、TVMより膣からメッシュがふれにくいという差があります。このような手術の特徴から、L S Cは比較的若年(およそ65歳まで)で性生活のある方がよい適応となります。

  • TVM手術

    TVM手術は、子宮を摘出しない手術で、メッシュを埋め込むことで弱くなった骨盤の底の組織を補う方法です。(保険適用)手術は通常2時間ほどで、膣側から行います。お腹の傷がないため術後の痛みや身体への負担も少ない手術です。

  • TOT手術

    TOT手術は、尿道部にあたる膣壁と両足内股の付け根部分から、尿道と膣の間にテープをV字型に植え込み尿道を支えます。

  • TVT手術

    TVT手術は、TOT手術と同じくテープを用いてU字型に植え込みます。TOT手術とは骨盤内での支え方が異なります。

女性の骨盤底は、非常に大きな役割をはたしています。また、骨盤内臓器脱は再建できます。
多くの方が出産や日常の動作の積み重ねで傷ついたり緩んだりするものだと理解し、一人で悩まずにお気軽に相談ください。

お問い合わせ先 地域医療総合窓口あったかサポートセンター
相談日時 月~金 8:30~17:00
電話番号 06-6543-3581(代表)