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院長挨拶

 当院は日本生命済生会の理念である「済生利民」(生命や生活を救済し人々のお役に立つこと) に基づき、ニッセイ予防医学センター、ニッセイ訪問看護ステーションとともに、病気の予防から、治療・在宅まで一貫した総合的医療サービスを提供しています。日本生命という企業によって設立された病院といえますが、他の企業立の病院と異なり、当初から従業員・職員のためではなく、地域の皆様の健康を守ること、即ち地域・社会に対して貢献をすることを大目的として医療活動を行ってまいりました。

 1931 年の開院時より「日生病院」の名称で地域の皆様に親しんでいただいておりましたが、2018 年に西区立売堀から同区江之子島に新築移転を完了、これを機に「日本生命病院」と改称いたしました。新病院では、手術支援ロボットダヴィンチなど最新医療機器の導入、女性病棟の新設など、最新・最適でより安心・安全な医療を受けていただける体制を整え、現在 29 診療科・9 診療センター、病床数 350 を擁する大阪市西部地域の基幹病院となっています。

 2020 1 月に国内で最初の新型コロナウイルス感染症患者が確認されて以降、当院は大阪府の重点医療機関のひとつとして、職員一丸となって患者さんの診療にあたってきました。3 年がたち、感染の拡大やワクチン接種で国民の大部分がウイルスに対する免疫を獲得しています。これからはこの感染症も通常診療の一部に組み込まれ、withコロナの時代となるでしょう。引き続き当院は、疾病構造や医療行政の変化に応じ、柔軟な受け入れ体制を組んで、診療を行ってまいります。

 電子カルテの標準化やマイナカードの保険証利用など、診療情報の集約化・効率化が進められています。健康・医療やデジタル化分野での最先端の取り組みは、2025 年に夢洲で開催される大阪・関西万博でも展示・発信されるようです。医療はますます IT 化、DX 化してゆくわけですが、「手当て」という医の基本を忘れずに、当院も進化してゆきたいと思います。

2023年4月
公益財団法人日本生命済生会日本生命病院
院⾧ 笠山宗正

院長 立花 功(たちばな いさお)プロフィール

1986年大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部附属病院および日生病院にて臨床研修。1995年米国ハーバード大学医学部ダナファーバー癌研究所に留学。1998年より大阪大学医学部第三内科、同医学部附属病院呼吸器内科病院教授、同大学院医学系研究科呼吸器・免疫アレルギー内科学准教授を歴任。2013年日生病院副院長兼総合内科部長を経て、2021年より現職。専門は呼吸器内科。