総合内科(内分泌・糖尿病、膠原病・リウマチ、呼吸器)
初診患者さんで紹介状をお持ちでない内科受診希望の方や、診療科を明確に出来ない症状をお持ちの方につきましては、原則「内科初診外来」での診察となります。
2020年4月1日より、初診は午前診察(受付8:30~11:30)のみとなります。(但し、紹介状持参の方は午後診察が可能な診療科もございます。詳しくはお問い合わせください。)
概要
- 内分泌・免疫・呼吸器疾患を診療
- 内分泌・免疫・呼吸器系の異常は全身の症状を引き起こし、生活習慣とも関連しています。総合内科では、内分泌・免疫・ 呼吸器疾患の診療を3本の柱として、ひとつの臓器の病気だけでなく、「からだ」を総合的に診療します。
- 糖尿病の予防・治療
- ニッセイ予防医学センターや糖尿病・内分泌センターと連携し、糖尿病の予防・治療や患者様の教育入院を行います。
- 日常よく見られる症状や検査異常に対応
- 発熱や全身倦怠、体重減少、関節痛、咳などの症状や、炎症反応や胸部X線異常など、日常よく見られる症状、検査異常の診断・治療を行います。
特色・トピックス
- 2014年9月より「ウィークエンド糖尿病・メタボ精査入院」始めました
- 糖尿病合併症の早期診断と生活習慣改善のきっかけを提供できる3日間のプログラムです。平日入院のむずかしいサラリーマンの方などに適しています。
主な対象疾患
総合内科で診療する主な疾患・治療
内分泌・糖尿病分野
- 糖尿病
(1型糖尿病、2型糖尿病、ステロイド治療に伴う糖尿病など) - 糖尿病合併症
(動脈硬化症、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害) - 下垂体機能低下症(成人成長ホルモン分泌不全症を含む)
- 先端巨大症
- プロラクチノーマ
- クッシング病
- バセドウ病
- 橋本病(慢性甲状腺炎)
- 亜急性甲状腺炎
- 副腎腫瘍
- クッシング症候群
- 原発性アルドステロン症
- 褐色細胞腫
- 先天性副腎過形成
- 原発性副甲状腺機能亢進症
- 骨粗鬆症(原発性骨粗鬆症、続発性骨粗鬆症)
膠原病・リウマチ分野
- 全身エリテマトーデス(SLE)
- 強皮症(クレスト症候群を含む)
- シェーグレン症候群
- 多発性筋炎、皮膚筋炎
- 混合性結合組織病(MCTD)
- 血管炎(結節性多発動脈炎、側頭血管炎、高安動脈炎、ANCA関連血管炎、IgA血管炎など)
- ベーチェット病
- リウマチ性多発筋痛症
- 成人スチル病
- (悪性)関節リウマチ
- 脊椎関節症(強直性脊椎炎、SAPHO症候群)
- 痛風、偽痛風
- サルコイドーシス
- 線維筋痛症
- 自己炎症性症候群(家族性地中海熱)
- IgG4関連疾患
呼吸器内科分野
- 肺がん
- 胸膜中皮腫
- 特発性間質性肺炎
- 膠原病合併間質性肺炎
- 薬剤性間質性肺炎
- 細菌性肺炎
- 非定型肺炎
- 肺抗酸菌感染症
- 気管支喘息
- 咳喘息
- 真菌症
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- サルコイドーシス
- 急性呼吸促迫症候群(ARDS)
- 気胸
- 肺血栓塞栓症
主な検査と治療
内分泌・糖尿病分野
- 糖尿病認定看護師・糖尿病療養指導士を含む糖尿病専門チームによる患者指導および糖尿病合併症の診断と治療
- ウィークエンド糖尿病・メタボ精査入院
- 外来インスリン導入・GLP-1受容体作動薬導入
- CSⅡ(持続皮下インスリン投与療法)導入
- 持続血糖測定(CGM、フリースタイルリブレ、フリースタイルリブレプ口)
- 下垂体・甲状腺・副腎疾患、力ルシウム代謝異常、骨粗鬆症に対する専門的診療
- 成長ホルモン分泌不全症に対する成長ホルモン補充療法
膠原病・リウマチ分野
膠原病は、本来体を守るべき免疫機能が間違って人間にとって必要な臓器を攻撃してしまうために起こる病気で、自己免疫疾患と呼ばれています。どうして自分の体を攻撃するのかは未だ原因が分かりません。治療としては、免疫力を押さえる、免疫抑制療法を行います。病気の種類や個人一人一人で病気の質が異なり、治療に必要な免疫抑制の種類や量が異なります。免疫系検査を含めて検査では健康な人でも異常値が出る場合があります。様々な症状や検査異常を総合的に判断し、我が国だけでなく世界的な診断基準や分類基準を参考に診断する必要があります。
当院は、日本リウマチ学会と日本アレルギー学会の専門医教育病院として専門的に的確に膠原病を診断し、適切な量の適切な治療薬で治療を行います。また、病気で全身が冒されるだけでなく、治療による副作用も様々ですので、内科系・外科系すべての専門診療科による検査と治療を行います。
特に最近治療の進歩がめざましい関節リウマチの分野では、最も新しい分子標的治療薬やすべての生物学的製剤を用いる治療が可能です。
呼吸器内科分野
- 気管支鏡検査
肺がんの(分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬を含む)薬物治療・放射線治療・緩和治療。端息患者に対する患者指導と治療。 - 肺炎の診断と治療
- 間質性肺炎の診断と治療
- 気管支喘息患者に対する患者指導と治療
- COPDの診断と治療
入院患者の主な疾病
気管支および肺の悪性新生物 | 411件 |
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肺炎(誤嘩性肺炎を含む) | 133件 |
Ⅱ型糖尿病 | 128件 |
その他の間質性肺疾患 | 48件 |
その他の慢性閉塞性肺疾患 | 36件 |
アルドステロン症 | 30件 |
全身性結合組織疾患 | 29件 |
喘息発作重積状態 | 26件 |
下垂体疾患(下垂体機能低下症、クッシング病、先端巨大症など) | 24件 |
尿路系のその他の障害 | 17件 |
Ⅰ型糖尿病 | 15件 |
喘息 | 15件 |
肺の画像診断における異常所見 | 15件 |
呼吸器結核、細菌学的または組織学的に確認されていないもの | 13件 |
気胸 | 12件 |
その他の体液、電解質および酸塩基平衡障害 | 11件 |
心不全 | 11件 |